Екатерининский дворец①

サンクトペテルブルクには「お弁当は忘れても傘は忘れるな」という言葉があるそうです

この日の朝はその言葉通り、にわか雨が降っていました

サンクトペテルブルクの3日目は1日郊外へお出かけしました

Московские Триумфальные ворота（モスクワの凱旋門）

1834年から1838年にかけて建てられた門でクリミア戦争での勝利を記念して建てられました

モスクワ広場にあるレーニン像

ロシアではタクシーを止める時のポーズと同じなので「タクシーを止めるレーニン」と呼ばれています

かなり写りが悪いですが電車が通過する際に撮った踏切の写真です

線路に車が侵入しないように鉄のブロック板が自動で上がり下りするようになっていました

目的地ツァールスコエ・セローには1時間弱で着きました（写真はプーシキンの別荘）

この街は1937年アレクサンドル・プーシキンの死後100年を記念してプーシキン市となりました

現在はサンクトペテルブルク市プーシキン地区です

近くの公園の中にはプーシキンの像もありました

1811年アレクサンドル1世に設立されたTsarskoye Selo Lyceum（左）

名家の若者を教育する為に作られた学校でプーシキンもここを卒業したそうです

この日の最初の目的地Екатерининский дворец（エカテリーナ宮殿）の建物が見えてきました

宮殿の柵の装飾も美しかったです

宮殿の門

宮殿の名はピョートル大帝の后でもあった第2代皇帝エカテリーナ1世（在位1725年～1727年）に由来します

宮殿の建設の始まりは1717年、エカテリーナ1世が夏の避暑用の離宮として

ドイツの建築家Johann-Friedrich Braunsteinに依頼した時の事だそうです

その後第4代皇帝アンナ（在位1730年～1740年）がロシア人建築家に命じ増築させたそうです

第6代皇帝となったエリザヴェータ（在位1741年～1762年）は母エカテリーナ１世の建築が

時代遅れで不便だということで冬宮殿（エルミタージュ）の建設に関わっていた

イタリア人建築家Francesco Bartolomeo Rastrelliに改築を命じたそうです

建設は1752年に始まり1756年に全長325mの現在規模の宮殿が完成したそうです

一般に夏の間を過ごしたことから「夏の宮殿」とも呼ばれています

正面階段

18世紀と19世紀の日本の伊万里焼きと中国の焼き物が飾られています

日本とは国交がなかったのですが、中国経由で来たものだそうです

天井の絵「パリスの審判」

「Jupiter and Callisto」

バロメーター付き時計

「目覚める天使」像

大広間（舞踏の間）

面積846㎡　幅17m　長さ47m以上もある広間で公式のレセプションやお祝いなどに使用されました

大黒屋光太夫がエカチェリーナ2世に謁見して帰国の許可を得たのもこの部屋だそうです

広間は宮殿の全体の幅を占めていて両側の窓から自然光が差し込んでいます

夜は壁につけられた696のキャンドルに灯りがともされたそうです

天井の絵　勝利を象徴

ロシアを象徴

平和を象徴

壁の装飾は木彫りに金メッキをしたもの、床は寄木細工です

床を傷つけないように宮殿内では靴カバーをつけて歩くので床がピカピカでした

The Cavaliers’ Dining-Room

天井画

再び正面階段を通って進みます　もう一枚の天井画「Triumph of Venus」

「眠れる天使」の像

The White State Dining-Room

部屋の壁にはドイツ人画家Johann Friedrich Groothの静物画が飾られています

オランダのデルフト焼きでつくられたペチカ

天井画「The Triumph of Apollo」

部屋に飾られていたマイセンの食器

2010年はツアールスコエ・セロー300周年、マイセン磁器300周年と言うことで

マイセンから贈られた300個のマイセン焼きが宮殿内に展示されているそうです

The Crimson Pilaster Room

ダマスク織の壁に金属箔で裏打ちした赤いガラスのピラスター（付け柱）がつけられています

ドイツのマイスターAbraham Roentgenが作った象嵌細工の家具（1765年頃の作品）

こちらの家具も素敵ですが作者はわかりません

18世紀の中国製の真珠母貝と象牙のチェスセット

天井画「The Clemency of Alexander the Great」

ちょっと不気味なキューピッド

この部屋のペチカは

18世紀の衣装を着た人物が描かれたタイルで飾られていました

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今月のカレンダー

ミカチさんのカレンダーも今年最後のご紹介になりました

岐阜県白川郷とイタリア湖水地方コモ湖と黄色いワーゲンバスです

 

おわび

先週半ば頃に風邪を引いてしまい、皆様のブログへのご訪問が滞っており申し訳ありませんm(__)m

コメントへのお返事も遅れておりますが必ずお返事させて頂きますのでもう少しお待ちください

コメント 25

miffyさんも風邪ですか！
お大事になさって下さい。
弁当忘れても〜の言葉、山陰でも言われますｗ
でも山陰の人は車移動なので基本傘持ってないのですけれどもねぇ〜(^_^;)
by りみこ (2012-11-05 06:29) 

こちらの宮殿もすごいですね。
エルミタージュの写真をたくさん見せていただきましたが、負けず劣らずというか、こっちのほうがすごいくらいですかね？

体調はいかがですか？
お大事に。
by YAP (2012-11-05 08:23) 

ペチカのタイルすごいっ！！
by ぴーすけ君 (2012-11-05 20:17) 

あらら～風邪ひかはったの？
お大事にしてくださいね～
by あつこ (2012-11-05 22:53) 

体調はその後いかがですか。
私はおかげさまで仕事に復帰しました。
by めぎ (2012-11-06 05:35) 

お風邪ですかーｗ　気温差激しいですからね＾＾
悪化しないようになさってくださいね★
タクシー止めるポーズっておもしろいですねっ（笑）
車が進入しないためとはいえ、鉄のブロック板を使うって
危険ですね。事故はないのでしょうか？
ロシアの建物はどれもメルヘンチックに感じます❤
とってもかわいい(*´ω`*)ﾎﾟｯ
ツァールスコエ・セローの夏の離宮ってロマノフ家が滅亡する
まで使われていたのですよね？以前特集で見た気がして．．．
デルフト焼っぽい色合いだと思ったらやっぱりそうでしたか！
by カトリーヌ (2012-11-06 13:42) 

「目覚める天使」像と｢眠れる天使」の像、ペアでほしいなぁ。
オランダのデルフト焼きでつくられたペチカも素敵。　青と白は爽やか。　
その右にある小さな飾り棚の家具も可愛い感じ。
風邪、早く治るといいですね。　無理なさいませんように。
by Inatimy (2012-11-06 18:28) 

お弁当を忘れても傘忘れるななんて！笑
雨が良く降るんですね。

こちらの宮殿も豪華ですね～！！
ヨーロッパのとまた雰囲気の違うスケール感ですね。
by ユミ (2012-11-06 18:55) 

お体の具合は如何でしようか？
早く治ると良いですね！お大事に！
by マンチ軍団 (2012-11-06 19:21) 

豪華ですね。
風邪ですか。この頃急に寒くなったので体調
管理がたいへんです。
by kiko1578 (2012-11-06 22:19) 

風邪、世界中で流行っているのでしょうか？ 笑
私の風邪は、治ったかと思ったら、
またぶり返してきました〜。咳が止まらず熱も〜。
お互い頑張って治しましょうね〜。
それはそうとロシアの建物は、パステルカラーが多いのですね。
雪国の白のイメージが強かったので、
夏の風景は新鮮でした。^^
マイセンの食器、立ちすくむカエルに見えま…せんか？
by popoki (2012-11-07 03:30) 

マイセンの食器って蓋つきの壺？
タコの顔みたいです。
ペチカがタイルって豪華ですね。

風邪いかがですか？
御訪問頂きありがとうございます。
こちらこそ御無沙汰いたしております。
お大事になさってくださいね。
by ふーみん (2012-11-07 18:32) 

「弁当忘れても傘を忘れるな」っていうのは、聞いたことがありますが、この国のことでしたか!
本当に天井高が高いですねー!　大空間にきらびやかな装飾…（美）　作者不明の家具も素敵です。ああいうの、ほしい（笑）マイセンのツボのイボイボした感じが、ちょっと気色悪い（＾＾；）
by Rae (2012-11-07 22:08) 

宮殿が荘厳で圧倒されます＾＾；
何とも美しい姿ですね。
柵の装飾とか細かいですよね。
立派な職人さんの手によるものなのでしょうか。
キューピッドの顔が怖いですねｗ
by 御心 (2012-11-07 22:09) 

風邪、お大事にしてくださいね～。
エカテリーナ宮殿の装飾は圧巻ですね！
目がくらくらしそうなきらびやかさだわ～＾＾
by MOCOMOCO (2012-11-11 10:12) 

入口も仲も金ぴかですね。
キューピットは、ちょっと怖いですね。
もう少し可愛く描いてもらいたいです。
by たかぼん (2012-11-11 15:04) 

・・・toraneko-toraさま・・・

niceありがとうございます


・・・りみこさま・・・

ご心配おかけしましたが、なんとか完治しました。
山陰も天気が変わりやすいですよね。
傘は持ってるだけで重いのであまり持ちたくないです。


・・・YAPさま・・・

どちらの宮殿も同じ人が携わっているので似ている所がいろいろとありました。
こちらは宮殿自体が博物館なので当時のまま保存されているので少し豪華な気がします。
ご心配おかけしましたが、なんとか回復しました。


・・・xml_xslさま・・・
・・・マチャさま・・・

niceありがとうございます
by miffy (2012-11-15 17:33) 

・・・sakamuさま・・・
・・・Jerryさま・・・
・・・めぇさま・・・

niceありがとうございます


・・・ぴーすけ君さま・・・

デルフト焼きのタイル素晴らしかったです。


・・・あつこさま・・・

ちょっと油断して風邪ひいちゃいました＾＾；
京都行きまでに治って良かったです。
by miffy (2012-11-15 17:35) 

・・・めぎさま・・・

年齢とともに回復が遅くなってるみたいです＾＾；


・・・ギルバート明子さま・・・

niceありがとうございます


・・・カトリーヌさま・・・

隣で咳をしてるのでうつらなければいいなと思っていたらしっかりうつりました＾＾；
タクシーの止め方も国によって違うのが面白いですね。
鉄のブロック板は車が完全に停止してから出てくるみたいです。
無い方が突破する人がいて危ないのだそうです。
ロシアの宮殿はお伽話に出てくるような感じですよね。
いろんな国の一流のものを混ぜあわせているので親しみやすかったです。
ロマノフ家の繁栄と滅亡を見てきた宮殿だと思うと感慨深いものがありました。


・・・Inatimyさま・・・

天使像可愛いですよね。
同じ人の作品がエルミタージュにもあったのですが、見ているだけでほんわかした気分になりました。
デルフト焼きは素敵ですよね。
もっと近くでタイルをじっくり見たかったです。
風邪やっと治りました。
年齢とともにだんだん回復が遅くなっているみたいです。


・・・ユミさま・・・

滞在中、ガイドさんからは毎日「傘は必ず持っていてくださいね。」と言われました。
雨が降る確率はかなり高いみたいです。
ロシアの宮殿は他のヨーロッパの国に負けないようにと作っているみたいです。
土地も広いのでいくらでもゴージャスに作れるのでしょうね。
by miffy (2012-11-15 18:02) 

・・・マンチ軍団さま・・・

なんとか回復しました。
ご心配いただきありがとうございました。


・・・kiko1578さま・・・

とっても豪華で素晴らしい宮殿でした。
今年は寒くなるのは例年より早くて少し油断してしまいました。


・・・popokiさま・・・

今年の風邪は咳がなかなか止まらないみたいです。
周りでも引いてる人が多いので、治ったと思ったらまた喉が痛くなったりして・・・
女性の着ている服も鮮やかなものが多かったです。
白い世界に閉じ込められるから綺麗な色が恋しくなるのかも。
そういえば、北欧やカナダもパステルカラーが多いですね。
＞かえる、確かにそう見えますね（笑）


・・・ふーみんさま・・・

マイセン、タコみたいにも見えますね（笑）
小さな花びらをいっぱいくっつけてる壺？なのですが＾＾；
撮り方が悪かったのかな～

まだ時々咳がでますが、風邪やっと良くなりました。
年齢とともに完治が遅くなって来ました。


・・・Raeさま・・・

山陰にも同じ言葉があるそうなので、もしかしたら他の国でもあるのかもしれませんね～
土地の広いロシアだけに縦も横もやけにバカでかいです。
ピョートル大帝が大男だったのでそれを基準にしたのかも・・・
マイセンの派手な飾りは皆さんあまりお好きでないようですね＾＾；
by miffy (2012-11-15 19:23) 

・・・御心さま・・・

あまりに豪華すぎて本物？って思ってしまいましたが、使った金の量を聞いてビックリでした。
他国に遅れる事がないように何でも一流の物を揃えていたそうです。
それにしてもどうしてあのキューピッドでなければいけなかったのでしょうね。


・・・(。・_・。)２ｋさま・・・
・・・pom405さま・・・
・・・まめさま・・・
・・・ペタッキさま・・・

niceありがとうございます
by miffy (2012-11-15 19:33) 

・・・MOCOMOCOさま・・・

ありがとうございます。
なんとか回復しました。
どこの国も宮殿は豪華で素晴らしいですね～


・・・こさぴーさま・・・

niceありがとうございます


・・・たかぼんさま・・・

外装だけで金を100キロも使っているのだそうです。
みんなが思っているキューピッドのイメージと全然違いますよね。


・・・とりさま・・・
・・・くらいふさま・・・

niceありがとうございます
by miffy (2012-11-15 19:40) 

・・・minminさま・・・
・・・アヨアン・イゴカーさま・・・

niceありがとうございました
by miffy (2012-11-25 11:48) 

まばゆいばかりの大広間。すごいですねー
ペチカはデルフト焼きだったりするのかぁ。。どれも豪華！
マイセンの花が無数に付いた食器は、たまたま今回の旅で帰りに寄った、
ミュンヘンのレジデンツにもあった気がします。似た感じのが。
細かい仕事ですよね！
by chariko (2012-12-12 20:35) 

・・・charikoさま・・・

大広間に使われた金の多さに驚きました～
部屋ごとに違う模様のタイルを使ったペチカ素敵でした。
今回はミュンヘン経由でイタリアに入られたのですね～
ミュンヘンのレジデンツもゴージャスですよね。
by miffy (2012-12-15 17:47)