Taj Mahal(ताज महल) [インド]
アーグラ城見学の後、インドで一番有名な建物タージ・マハルへ向かいました
タージ・マハルの1km手前までしかバスは入れませんでした
無料の電動シャトルバスに乗って進むと遠くに白いドームが見えてきました
FATEHABAD GATE(東門)から中へ入りました
セキュリティチェックがあり大きな荷物や持ち込み禁止の食べ物をクロークに預けました
ここでミネラルウオーターと靴カバーを貰いました
門を入ると両脇にはアーチのある建物がありました 従者の控えの間だそうです
壁越しに霊廟のドーム部分が見えました
メインゲートの大楼門が見えてきました
FORE COURT(前庭)の向こうに見えるのはFATEHPURI GATE(西門)
SIRHI DARWAZA GATE(南門)
赤砂岩造りのメインゲートは高さ30mでイーワーンと呼ばれるドームを半分に割ったような壁面に囲まれています
左右に配されたアーチ型の飾り窓や上部に連なるチャトリ(小塔)など典型的なムガール・イスラム様式だそうです
アーチや壁には色とりどりの宝石を使った象嵌細工が施されています
タージ・マハルは南北560m、東西303mの長方形の敷地内にあります
南端の約4分の1部分に前庭があり、その北端にある大楼門を挟み広がる庭園は一辺296mの正方形で
水路と遊歩道により東西南北それぞれ2等分され、さらにそれぞれが4つの正方形で区切られています
メインゲートのドームから霊廟が見えました 近づくにつれて霊廟が小さく遠くなっていくように見えました
大楼門をくぐるとイスラムの天界をモチーフにしたというペルシャ様式のチャールバーグ式庭園の奥に
ムガール建築の最高峰と言われる総大理石の霊廟が姿を現しました
「タージ・マハル」はムガール帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンが
1631年から22年の歳月をかけて造った最愛の妻ムムダズ・マハールの為の霊廟です
造営の為には3万人近い建築家や職人が集められ国が傾くほど莫大な費用が掛かったと言われています
建材はインド中から1000頭以上もの象で運ばれてきたと言われ、大理石はラージャスターン地方のジャイプル産、
赤砂岩はファテープル・シークリーの石切り場から運ばれたそうです
翡翠や水晶は中国からトルコ石はチベットからサファイアや瑪瑙はスリランカからカンラン石はエジプトから
珊瑚や真珠貝はアラビアからダイヤモンドはインドのブンデールカンドからアメジストはペルシャから
碧玉はパンジャーブ地方からラピスラズリはアフガニスタンから紅玉髄はアラビアから取り寄せられたそうです
全体で28種類もの宝石、宝玉が嵌め込まれているそうです
「タージ・マハル」は1983年に世界文化遺産に登録されました
水路沿いに植えられた糸杉の並木や一面に植えられた芝生は19世紀にイギリス人が付け加えたものだそうです
敷地内に張り巡らされた水路の真ん中にあるロータスプール 中には蓮の花をかたどった5つの噴水があります
奥に見えるのはNAUBAR KHANA(音楽館) 現在は博物館になっていて細密画が展示されているそうです
ロータスプール付近から見た霊廟
白亜の霊廟は5.5mの高さの基壇の上に立っていてメインドームの高さは約70m
ドームを囲むように立つ4つの尖塔(ミナレット)は高さ42mだそうです
水路から少し離れると4本あるミナレットの内1本が見えなくなり3本に見えました
廟に向かって左側に立つのは赤砂岩でできたモスク
霊廟へは西側のスロープを上って入ります
基壇に登る前に入口で渡された靴カバーを靴に被せました 地元の人は裸足になっていました
ドームの上には三日月と水差しを重ねてあしらった頂華があります
正面部分
内部にはムムタズ・マハールとシャー・ジャハーンの石棺があります
コーランの一節も装飾として刻まれています
内部は撮影禁止でしたので入口付近から撮りました
東側の装飾
大理石の壁面には草花をモチーフにした浮き彫りが施されています
陽の光を浴びて花の部分が輝いていました
上の写真で見ると凹んで見える柱部分はそばで見ると平面でした
霊廟の北側部分にはヤムナー川があります
遠くにシャー・ジャハーンが幽閉されていたアーグラ城が見えました
シャー・ジャハーンはヤムナー川の対岸に黒大理石で自分の霊廟を造り、タージ・マハルと橋で結ぶつもりだったそうです
息子のアウラングゼーブに幽閉されたため計画は幻に終わったそうですが・・・
霊廟を挟んでモスクと反対側に立つ建物は迎賓館として使われたそうです
基壇から見た庭園と大楼門
どの角度から見ても美しい建物でした
東側にある音楽館
2014-11-02 19:03
nice!(22)
コメント(12)
ほ・・・本当だわ!!コーランなんですね~
この文字はっ。っすっごい!!
by ぴーすけ君 (2014-11-03 13:41)
タージマハルって霊廟はよく見るのですが、門も凄く立派ですね。
総大理石って凄いですよね。
by たかぼん (2014-11-03 18:50)
石の重みが伝わってきますね。
by めぎ (2014-11-04 06:39)
本当に美しいですね!
by りみこ (2014-11-04 13:25)
私はサイズをものすごく勘違いしてました・・・思った以上に大きくてビックリ。
植物の浮き彫りも、めの錯覚を利用した模様も面白いですね^^。
本当に凸凹してるのかと思いました。
by Inatimy (2014-11-04 19:23)
・・・やってみよう♪さま・・・
・・・いっぷくさま・・・
niceありがとうございます
・・・ぴーすけ君さま・・・
何か字が書いてあるのは知っていたのですが、コーランだとは
思っていませんでした。
綺麗な飾りみたいですよね。
・・・toraneko-toraさま・・・
niceありがとうございます
・・・たかぼんさま・・・
白い大理石の霊廟は良く紹介されてますものね。
門も周りの建物もすべて素晴らしかったです。
by miffy (2014-11-09 19:56)
・・・naonaoさま・・・
niceありがとうございます
・・・めぎさま・・・
石の重み=歴史の重みかな~
・・・まめさま・・・
niceありがとうございます
・・・りみこさま・・・
ホントとっても美しかったです。
・・・Inatimyさま・・・
もっと小さいと思われましたか?
広い庭園の奥にあるので入口の門から見ると小さく見えるのかも。
どの装飾も写真で見るよりも実物はもっと素晴らしいです。
一流の職人がたくさん関わっただけのことはあるな~と思いました。
by miffy (2014-11-09 20:07)
・・・siroyagi2さま・・・
・・・suzuranさま・・・
・・・ネオ・アッキーさま・・・
・・・ギルバート明子さま・・・
・・・今造ROWINGTEAMさま・・・
・・・kaminews100さま・・・
・・・sakamuさま・・・
niceありがとうございます
by miffy (2014-11-09 20:10)
タージ・マハールは本当に美しいですねw
インドはあまり関心がないのですが、これだけは
見てみたい気がします(●´ω`●)ゞエヘヘ
by カトリーヌ (2014-11-09 23:05)
おおおおお、立派ですね~。
by とり (2014-11-16 16:48)
・・・カトリーヌさま・・・
タージ・マハル、実物はやはり美しかったです。
アーグラまでなら個人でも簡単に行けるので機会があれば
是非お出かけください^^
・・・くらいふさま・・・
・・・アヨアン・イゴカーさま・・・
niceありがとうございます
・・・とりさま・・・
想像していたよりも大きくて素晴らしかったです。
by miffy (2014-11-24 11:29)
・・・Raeさま・・・
niceありがとうございます
by miffy (2014-12-31 21:19)