吉野ヶ里歴史公園①

2021年8月15日から17日はお盆休みで佐賀へ出かけました

最初に訪れたのは「吉野ヶ里歴史公園」

国の特別史跡「吉野ヶ里遺跡」（国内最大規模の弥生時代の環濠集落跡）と

その周辺部117haが公園として整備されることが決定しています

現在はそのうち105.6ha（国営公園約52.8ha、県立公園約52.8ha）が開園しています

公園内の建物の多くは柱の跡や木材が遺構として残っていてそれを元に復元されています

（写真は歴史公園センター東口）

環濠入口広場の門

門の上の鳥形は弥生時代の習俗的シンボルだそうです

逆茂木・乱杭

先を尖らせた杭や鋭い枝の付いた木を斜めにたくさん立てて

敵の侵入を防ぐバリケードの役割を果たしていたそうです

まずは遺跡から発掘された貴重な資料が展示されている展示室へ

写真の左奥にあるのは櫓門（門の上に兵士が立ち下を通る人々を見張っていたそうです）

朝鮮系無文土器（左上）甕棺に埋葬された頭骨のない人骨（右上）

環濠に捨てられた獣骨（左下）墳丘墓から出土した8本の銅剣（レプリカ）（右下）

出土した弥生人の頭蓋骨を元に作った復顔模型（上）

渡来系といわれる吉野ヶ里遺跡のもの（左）縄文系・在来系といわれる大友遺跡のもの（右）

ガラス製管玉（レプリカ）（左下）上層人の衣装（復元）（右下）

ゴホウラ製貝輪（上写真の右側）とイモガイ（上写真の左側）製貝輪（シャーマンの女性が装着していたもの）

南内郭（王や支配者層が住んでいた場所）

南内郭には4棟の大きな高床建物（物見櫓）があります

環濠の張り出した部分に対応するように建てられていて、兵士が侵入者を見張るためのものです

支配者層の住まい

南内郭には中央の広場を取り囲むようにたくさんの竪穴住居が建てられています

様々な役割を担う支配者層の住まいだと考えられています

支配者層の住まい内部

王の住まい

南内郭の北西部に柵に囲まれた特別な空間があります

ここにある竪穴住居は王の家をはじめその娘夫婦の家や妻の家であったと考えられています

王の家内部

王の妻の家

煮炊屋

吉野ヶ里遺跡では竪穴住居内の炉から煮炊きをした痕跡が見つかっていません

南内郭では竪穴住居の脇に小型の掘立柱建物が数棟見つかっていて

それが共同で煮炊きを行なうための建物であったと考えられています

王の住まい付近から見た支配者層の住まい

コメント 12

見学用に綺麗に整備されてますね。
広くて、夏の暑いときは回るのがしんどそうです。
by めぎ (2024-06-17 06:53) 

ここは私が学生だった頃、福岡で過ごしていた頃に発掘作業ですごいのが見つかったと話題になりました。
今はこんなにきれいに整備されたんですね。
by YAP (2024-06-17 08:05) 

ここは行ったことがあります。
色々と再現されていて、当時の服を着た人もいますね。
by ma2ma2 (2024-06-17 13:44) 

復顔模型の右側の方、
燃える闘魂レスラーのあの人かと思ったｄ(￣∇￣*)☆＼（－－

by とり (2024-06-17 18:41) 

復顔模型の顔、割と濃いめな感じなんですね。
もっとあっさりな顔かと思ってました＾＾；。
現代でも普通にその辺を歩いてそうな。
王と王の妻、それぞれに家があったのも興味深いです。
by Inatimy (2024-06-17 20:09) 

私も弥生人の復顔模型の意外な濃さにビックリしました。
もっとあっさり系かと＾＾
大友遺跡のは明らかに濃い系のお顔ですね(笑)
王とその妻は一緒に住んでいなかったのですね。
この頃から妻問婚な感じだったということでしょうか。
by カトリーヌ (2024-06-23 10:25) 

・・・tarouさま・・・
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niceありがとうございます
by miffy (2024-06-30 14:31) 

・・・鉄腕原子さま・・・
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・・・青山実花さま・・・

niceありがとうございます
by miffy (2024-06-30 14:32) 

・・・めぎさま・・・

年々、整備が進んでいるみたいです。
日陰がないので少し歩いただけで汗だくでした。


・・・じーバトさま・・・

niceありがとうございます


・・・YAPさま・・・

まだ発掘が終わってないところがたくさんあるみたいで時々新しい発見があったとの報道があります。
コロナでお休みだったイベントも再開して賑わっているみたいです。


・・・ma2ma2さま・・・

この時はコロナでイベントもお休みでしたが、人形だけでなく当時の衣装を着た人がいろんな事を教えてくれますよね。


・・・ずん♪さま・・・

niceありがとうございます
by miffy (2024-06-30 14:40) 

・・・とりさま・・・

確かに目元とか似てますよね＾＾


・・・Inatimyさま・・・

弥生人は昔は薄い顔だと考えられていたみたいですが、実際はもっと濃かったみたいですね。
王だけでなく支配者層の妻の家も別にありました。
家が暮らすだけでなく仕事の場でもあったみたいだし意味がある事なんでしょうね。


・・・猫毬さま・・・
・・・ぼんさんさま・・・
・・・lamer-88さま・・・

niceありがとうございます
by miffy (2024-06-30 14:54) 

・・・ぼんぼちぼちさま・・・
・・・naonaoさま・・・
・・・Arcさま・・・
・・・enosanさま・・・
・・・kiyoさま・・・

niceありがとうございます
by miffy (2024-06-30 14:55) 

・・・ハマコウさま・・・
・・・(。・_・。)２ｋさま・・・
・・・suzuranさま・・・

niceありがとうございます


・・・カトリーヌさま・・・

以前は弥生人はもっと薄い顔だと思われていたみたいですね。
復顔の技術も進んできたので変わってきたのかな。
平安時代の中期まで妻問婚は続いてましたよね。
移動していた時代にはみんな一緒に住んでいたのに定住するようになったらプライバシーが必要になってきたのかな。
by miffy (2024-06-30 15:01)