東京都庭園美術館③ [東京]
北の間(地図㉛) 北側に位置するベランダは「北の間」と呼ばれ
当時は籐の椅子が置かれ、夏季の家族団欒の場所として使用されていました
上部には天窓を設けて外光を採り入れ開放的な屋外の雰囲気を演出しています
柱にはチーク材を浮造りにして柾目を浮き立たせ
床には陶器の釉薬を施した布目タイルがモザイク状に貼られています
二階広間との仕切りの窓枠はモダンな幾何学的な装飾が施されています
東京都庭園美術館② [東京]
建物の中央にある第一階段(地図㉟)は1階の客間から2階の家族の居室へと通じる階段です
この建物は華やかな1階の客室を主にフランス人デザイナーが担当したのに対し
生活の場である2階は宮内省内匠寮の技師たちが落ち着きのあるデザインを手がけました
階段のステップ、腰壁、手すりは外国製大理石のビアンコ・カラーラをはじめ3種類の大理石が用いられています
手すりのデザインはアール・デコの特徴であるジグザグのラインが強調され
はめ込み金物はブロンズ製銀イブシ仕上げです
東京都庭園美術館① [東京]
朝香宮邸として1933年に建てられた東京都庭園美術館
本館は鉄筋コンクリート造、外壁はリシン掻き落とし仕上げの建物です
地上3階、地下1階で延床面積2100.47㎡です
設計者は宮内省内匠寮工務課です
塩田千春展「魂がふるえる」 [東京]
六本木ヒルズで最後に向かったのは森美術館
「塩田千春展 魂がふるえる」を見に行きました
塩田千春さんはベルリンを拠点にグローバルな活躍をする現代美術家で
記憶、不安、夢、沈黙など形の無いものを表現したパフォーマンスやインスタレーションで知られています